今回はうちな~んちゅ(沖縄人)の特徴を紹介します。
世間一般の沖縄人のイメージは
『フレンドリー』、『遅刻魔』、『のんびり』
といったところでしょうか。
大学生から10年間沖縄から出て県外で過ごした私。
肌で感じた本土の方とは違う「沖縄人の特徴」を紹介します。
敬称呼びをしない(呼び捨て)
本土では通常「〇〇くん」「●●ちゃん」と敬称で呼ぶことが多いですが、沖縄では男性も女性も仲良くなる前から呼び捨てです。
小学生の時、県外から転校生が来たときに「ちゃん」付けに驚いたことを覚えています。
すごく丁寧なお嬢様。私とは違う、仲良くなれないかも。
と幼心に思いました。第一印象は良くなかったです。戸惑いはありました。しかし転校生は普通の小学生。結局は仲良くなれました。
それから大学時代。本土へ行き、仲良くなったお友達。
「まむちゃん」と呼ばれてよそよそしく感じました。
なので私は呼び捨てで呼ぶことにしたのですが、馴れ馴れしく感じられて引かれちゃった経験があります;;
今では「ちゃん」付けは礼儀だと思えるので何とも思いませんし、私も引かれないように使うようにしています。
沖縄人をフレンドリーに感じるのは、沖縄人の距離の詰め方かもしれませんね。
公共もうちな~たいむ
遅刻魔と捉えられる沖縄の悪しき風習、『うちな~たいむ』。【沖縄人=のんびり】というイメージはここから来ているのではないでしょうか。
飲み会の1時間遅れは当たり前。なんなら開始時間に家を出る準備をしだす。
人だけでなく路線バスもうちな~たいむ。
本土ではありえない光景かもしれませんが、定刻通りに来ません。それが日常茶飯事です。(数分単位ではありませんw)
うちな~たいむの沖縄人ですが、2人きりの集合のときは遅れることは少ないです。遅刻をするときは飲み会など大人数での集合が大半です。
『3人以上の集まりでかつ「少なくとも2人以上は定刻に来るだろう」』
と思わないと遅れることはしません。1人きりにさせない気遣い。変なところが律義です。
そもそも「沖縄人はなぜ遅刻するか」という問題。
私は正確に答えられませんが、時間に縛られたくないor(自分の中では)重要なタスクがある人が多いイメージです。
「着る」「履く」が曖昧でも大丈夫
頭から召すものは「着る」、下から召すものは「履く」と皆さんは使い分けていると思います。18年間沖縄にいた私、この概念に出会ったのは恥ずかしながら上京した大学生時代。
高校生まで「着る」「履く」が曖昧で過ごしていました。(いや「過ごせていました」が正しい?)
「外に行くから上着を履いていてね」が日常風景。誰も気にも留めないし、指摘もなし、18年間会話は支障なく伝わっていました。
同じように「行く」「来る」もごっちゃで過ごせていました。
体験談【遊びに行く前】
もう少しでそっちに来るから待っててね。
と伝えたところ電話越しでパニックの友達。それを知らずに電話を切る私。
2人きりの予定だったので「もう一人誰かが来るの?聞いていないよ?!」と戸惑ったそうです。
(実際は「もう少しでそっちに(私が)行くから待ってて」と言っている。)
【体験談】
お風呂に入ってこよーねー
この言葉を聞いた一人の友達はパニック。
その後の予定は無かったが「お風呂に入ったらまた来ます」→どこかへ遊びに行くのだろう、と捉えられていたようで、私がお風呂からあがったら連絡が来るもんだと思って待っていたそうです。(後日聞き謝罪しました)
そんなことはつゆ知らず。
私自身は「お風呂に入るから行くね(帰るね)」と言っているつもり。
帰ってお風呂に入り寝ていました。
正しい言葉の使い方をしないといけない!と思わされた出来事でした。
沖縄人の「こようね~」(=いくね)にはお気をつけて。
「~しましょうね」=「(私が)~しますね」
今はレジ袋有料化、袋詰めセルフ化等でこの光景は見られなくなりつつありますが、スーパーの店員さんに
袋に野菜を入れましょうねー
と言われます。
『「野菜を袋に入れさせていただきますね」』
店員さんの意図としてこのようなニュアンスで声掛けしています。
しかし、本土の人からすると、
「一緒に野菜を袋に入れましょう。」
と子供に声掛けしているように聞こえるらしく、「一緒に袋に商品を入れるの?」と最初は戸惑うそうです。
本土の人と捉え方が違うのか、と驚きました。
”海では水着にならない”のが沖縄人
沖縄観光ではずせないのが沖縄の海ではないでしょうか。
開放的になり水着で泳ぎたくなる海。しかし、沖縄人は男性も女性も服を着たまま泳ぎます。
女性目線としては、「水着になるのが恥ずかしい」「日焼けをしたくない」「みんなが服を着るから私も」と納得できる理由は考えられるのですが、意外と男性も洋服を着て泳ぐ人が多いのです。
・・・水着じゃないのは何故?よく本土の人に聞かれます。
ひとつ思い当たるのが、『ハブクラゲ』の存在。
小学生の夏休み前日。全校生徒が体育館へ集合し『夏休みで注意すべきこと』を毎年受けます。
その中の「海編」ではハブクラゲの恐ろしさ、毒は致死率が高いこと、沖縄の海には多く生息すること、を聞かされるのです。
小学生には”死”の存在が恐ろしい、恐ろしい。無意識に恐怖が刷り込まれていて、刺されないように洋服を着てしまっているのでは・・?
と思ったのです。(実際は分かりませんw)
バスは手を挙げないと停まらない
本土へ出て感じたのがバスの礼儀正しさ。
バス停が無人でもバス停止→アナウンスをする。
沖縄では見たことなかった光景にびっくり。
基本的に沖縄のバスはバス停に人がいるだけでは停まりません。うちな~たいむの項目で紹介したように、バスはうちな~たいむです。基本遅れています。
なので、乗る人がいないと判断すれば停止せず素通りするのです。これは無人の時だけではなく、人がいても同様です。
乗る素振りを見せないと停まりません。乗車するバスの姿が見えたら手を挙げましょう。
【体験談】
バス停にて私1人だけで待っていました。携帯を触って立っていた私。手を挙げなかったことでバスが停まらず、行ってしまったのです。
次は1時間後なので、走って追いかけました。制服姿で猛ダッシュ。でもバスは気付かず走る・・・(放心)。
・・・この羞恥、この時間どうしたらいいの(泣
私のような思いをしないように。皆さんは覚えていてくださいね。
うちな~んちゅあるある言いたい♪
- 仲良くなりたい人には呼び捨て
- バスも人もうちな~たいむ
- 「着る」「履く」「行く」「来る」テキトーでも通じる
- 「~しましょうね」は声掛け
- 海は泳ぐより見るが基本
- バスは乗るのに合図が必須
※私の個人的見解もあります。
沖縄人のこと、少しわかりましたか?
まだまだ沖縄あるあるありますので、第2弾お楽しみに。