⑤【入院】帝王切開後~傷口に咳が響いて悶絶~

出産
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こんにちは、まむです。

初めましての方は良かったら”無痛分娩①から見てくださいね。

緊急帝王切開になり手術した後のお話です。

リアリティ追及のため生々しい表現になることもありますがご承知ください。

薬剤師としての解説もあり、分かりやすく仕上げております。

それでは分娩室で目覚めた後から、どうぞ~

 

手術直後

まだ麻酔が効いているみたいで下半身は動かない。

分娩室にはスタッフに案内された母と夫が入ってきた。母は沖縄から駆け付けてくれた、すごく笑顔だ。

 

母「お疲れ様。子ども可愛かったよ~^^」

と声をかけてくれた。でもはっきり言って私が”産んだ”という実感はない。子どもとの出会いが一瞬だったから?痛みをなく産んだから?他人事のように聞こえていた。

下半身が動かないためタンカーに乗せられ個室に入った。笑顔の義母さんの姿もあり、「本当にお疲れ様」と声をかけてくれた。

4人になったところでDrが入ってきて、

Dr「赤ちゃんは本来出てくる向きを間違えて進み続けていました、だから心拍が下がっていたんです。帝王切開じゃないと危なかったです。」

と伝えられた。Drが帝王切開に切り替えてくれて、無事に産めてよかったとみんなで安堵した。

赤ちゃんは胎向は本来後ろ向き(母体の背中側を見ている状態)に進むそうですが、息子は前向き(お腹側を見ている状態)で進んでいたようです。向きが違うけれど、形を変えてでも進もうとするため頭がとんがってしまったようです。

ほっとして冷静になった。先ほど分娩室で暴れたときの汗、涙、鼻水もろもろで髪、顔、身体がぐちょぐちょなのに気づく。しかも手術後はお風呂に入れないそうで3日後から・・・えぇぇぇ。

さらに普通の食事ができないようで、普通食の夕食は夫の腹の中へ。しかもお肉。うらやましすぎる。私は点滴で栄養補給するそう。

せっかく美味しい食事の産婦人科を選んだのに・・・・・仕方ないけれど。

持ってきていたお弁当を食べる3人を横に見ながら私は麻酔が切れた身体と戦っていた。しかも風邪での咳がすごくダメージを負わせてくる。傷で痛いお腹に咳が加わる悶絶、なんとか厚めの腹巻で下っ腹が動かないように手で押さえつけながら咳をすると少しは和らぐがそれでも痛い。何をしても痛い、生きた心地がしない。

赤ちゃんは保育器に入っていて、今日は外に出せない。みんなで息子の名前のことについて語っていた。私も喋って気を紛らわさないと痛みでどうにかなりそうだった。

面会時間が終わり、一人になった。今日は導尿もしていて動けないため清拭をしてもらい、就寝準備を整えた。上体を起こすことも、つらい。腹筋を使わないように電動ベッドの自動操縦で上体を起こしたり下げたりするがそれでも痛い。何をしても痛い。

こんな状態で辛いのに明日からは歩いてみましょうねと言われた。考えただけでも地獄だ。夢の中へ現実逃避した。

 

出産2日目

痛くて寝返りができず動けないうえに、横になっていると痰がかかる。出そうとして咳き込むと痛い。あまり眠れなかった。ご飯はない、今朝も点滴だ。

昼頃、実母、義母、夫、夫の弟、夫の従妹が来てくれた。導尿での尿バックが見えているのが恥ずかしい。これって隠してくれないのかしら。

保育器から出れるようになった息子を連れてきてもらってみんなで抱っこした。寝ている姿も可愛い。泣いても可愛い。手が小さい、顔はまだ少ししわくちゃだった。私は立てなかったので、座りながら抱っこした。抱っこするとなぜだか産んだ実感が出てきた気がする、母性が湧き出てきた。

みんなで写真を撮って分かったが、麻酔や点滴で入れられっぱなしの私の顔はひどくパンパンで誰か分からない状態に。そういえば足も重くずんぐりしていた。着圧ソックスを履いていた。この集合写真は見せられないな。封印したい。

今日は顔見せ程度で早めの解散。は名残惜しそうに沖縄へ帰っていった。

夜には飲食制限が解け、夕食が食べられた。3分粥に高野豆腐、すごく消化によさそうで無味に見えたがおいしかった。不思議。

導尿を外され洗顔、歯磨きは自分でしてきてね歩くことを促された

点滴は引き続き行っているため、点滴スタンドで身体を支えながら立って、ゆっくりゆっくり歩いた。歩くたびに響く痛みが苦痛、声が出る。10mくらいの道のりを10倍の時間をかけて行った。亀仙人のように前のめり。とぼとぼと歩く。

部屋に戻る前にトイレを済ませ、朝まで動かなくてもいいようにすべて終わらせた。

便は出ましたか?

そういえば出ていない。出そうと思えば出るのかな?でも腹筋を使いたくない、この激痛の中いきむことが考えられない。

出ていないと答えると、それは大変なことなのだそうですぐにラキソベロンを服用することになった。10滴。すごく便秘症の人みたい。

ラキソベロン液は下剤です。添付文書上は10滴~だが、経験上数滴からの人が多い印象。効果が現れるのが約8時間後。寝る前に飲むと通常朝に出ます。

きっと明日出るだろうと安易に考え、就寝した。

 

出産後3日目

相変わらず風邪はまだ治らないしお腹も痛い。そのせいで眠りも浅かった。朝のトイレへ行くのもつらい。便は出なかった。痛みに耐えられないのでいきむことはしなかった。

朝ご飯を済ませ、横になって就寝することに。

正午になり昼ご飯。3分粥。食べてばっかりな気がする。

ご飯を食べ終わると寝ている息子を看護師さんが連れてきてくれた。聴力検査(ABR)をしたそうで、聴力は問題ないとのことだった。

赤ちゃんが聞こえていることをどうやって分かるのか、ABRについて聞いてみたら「詳しくは分からない」と怪訝な顔で言われてしまった。あんまりみんな気にならないのかな?それとも周知の事実で聞かないのかな?とりあえず調べてみた。

音刺激により誘発される脳波をコンピュータで加算して得られる。本人の意志や意識(覚醒しているかどうか)とは無関係に誘発される—―

出典:wikipedia,調整脳幹反応

ABR(調整脳幹反応)・・・通常睡眠中に10分間行う。音に対して聴神経から脳神経に電気信号がちゃんと流れているか異常がないかをみる検査。(要約)

息子が泣いたので授乳をさせてみることになった。看護師さんの付き添いでやってみた。

赤ちゃんに咥えさせるに、コリコリともんでマッサージしてほぐすといいと教えてくれた。ほぐすと咥えやすくなって赤ちゃんが飲みやすくなるとのこと。

赤ちゃんに深く加えさせるのが難しい。口を開けてくれないしなかなか上手くいかない。体勢も難しい。補助があるなかやっとできて、5分くらい口に加えさせて両胸が終わった。胸に張りもないし母乳は出ていない様子、最初は仕方ないらしい。身体に赤ちゃんがいることをまずは教えるために真似事でも良いみたい。これからミルクの前には母乳をあげることになった。

そしておむつ交換を教えてもらい、やってみる。意外と難しい。そしてうんちはあんまり臭くない。上手く履かせているのかどうかは正直分からない。漏れなければ大丈夫か。慣れていこう。

義母さんが来てくれた。そのころに息子がちょうど泣いて授乳の時間になり、母乳をあげてみる。できているのか途中お腹が痛くなった子宮が収縮している現象だそう。すぐに授乳を止めて、ミルクに切り替えた。義母さんがあげてくれた。「懐かしい」と言いながら楽しそうにしてくれたので私もなんだか嬉しかった。

ゲップをさせてくれている最中、両目が開いた!眠そうな眩しそうな怪訝な顔をしている、可愛い。

昼間に看護師さんへ便が出ていないことを伝えた結果、浣腸をすることになったらしく義母さんを部屋から退出させた。

浣腸なんて初めてだ。処方でしか見たことないし、正直やりたくない

「お腹の傷の痛みでかがむことができない」と言うと

おしりを向けてくれればこっちで入れちゃいますよ。

逃げることはできないらしい。恥ずかしいが、意を決してやってもらった。

 

後ろ向きで立って腰を曲げた、体勢が痛い。

・・・入ってくる感覚が冷たい。気持ち悪い

終わったようで色々履かせてくれて、

できるだけ保持してください。3分を目安に。

と言われた時にはもう波が来ていて、無理無理無理!絶対出る!やばい!となった。

今すぐトイレへ駆けたいがお腹の傷が響き痛くて急げない急いでいるのに進めていない面白い光景だったと思う。トイレに着いても座るのも痛い、ズボンを下げるのも痛い。なかなか脱げないのが焦る焦る。

・・・本当に漏れかけた

浣腸の威力すさまじい。おかげで腹筋使わず痛くはなかったけれど、もう勘弁だ。というかトイレで刺して欲しかった。

 

夕ご飯。全粥。ご飯の粒が見えてきた。ゴールが近い。

面会時間が終わり、そのタイミングで息子をベビールームに預けることにした。部屋にいてもいいらしいが、寝不足だし、まだ立つこともおぼつかない私が立って抱っこすることが怖かった。

 

まだまだ続きます

次回は入院後半戦。全く育児できていない中、退院が近づきます。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

体重が出産直前よりも増えている?次回は出産編⑥。ではでは。